細菌の研究

乳酸菌が今や体の調子を整えたり、抗炎作用はあるということはご存知の方も多いのではないでしょうか。

乳酸菌は発酵食品に多く生成されているので、日本で発見されたような印象がありますが、最初に発見したのはオランダのレーウェンフックと呼ばれる研究者によって見つけたのが最初と言われています。

研究の一環として、顕微鏡で様々な微生物を研究していた時に乳酸菌も見つけたといわれています。

ただ、実際に乳酸菌について検証や分析を行ったのはフランスの科学者のパスツールが最初と言われています。

乳酸菌の効果について実証されたのが、この研究が初めてなので150年程度前ということになります。

乳酸菌の増殖や死滅を伴うことで、体に摂取してどのような変化が生まれるのか解明されたのはこの時期にあたります。

また乳酸菌をを研究していたパスツールは研究所をもっていましたが、その研究所の所員であるティシエが子供の糞便からビフィズス菌を発見したのが、ビフィズス菌の発見の最初と言われています。

このように乳酸菌の研究者は特にヨーグルトで有名なブルガリア人ではないということが判明しています。

しかし、なぜブルガリアヨーグルトが有名かというとブルガリアに住む人々が長生きするという割合が多く、その現状を目の当たりにしたロシアの生物学者のメチニコフが地元の人が食べていたヨーグルトに目をつけて研究したところ、乳酸菌の効果が長生きに関連しているのではないかと紐付け、ブルガリアヨーグルトというのが広まったといわれています。

乳酸菌の歴史を紐解いてみると、発見したのはヨーロッパ人で、ヨーグルトを昔から食べていたのがブルガリアに住む人々ということがわかっています。

また、細菌の第一人者と言われているドイツのコッホも乳酸菌を研究したと言われていて、その効果や作用についての検証結果は、非常に信頼性が高く、昔から乳酸菌については体内に摂取すると良いということがわかっている成分といえるでしょう。

乳酸菌と言って真っ先に思い浮かべるものはヨーグルトやチーズ、牛乳などの乳製品ではないでしょうか。

これらは乳酸菌の中でも動物性乳酸菌と言われていて、乳糖を多く含んでいます。動物性というだけあって、牛の乳から醗酵させたものが多いということが分かりますね。

一方で味噌や醤油、たくあんやキムチなどに含まれているのが植物性乳酸菌です。

乳酸菌というと乳製品にしか含まれていないようなイメージがありますが、日本の食卓にも広く使われている食材にも多く乳酸菌が含まれています。

味噌や醤油などは頻繁に使う家庭が多いでしょうから、実は日本人というのは発酵食品が身近にあって、植物性乳酸菌を摂取しやすい環境が整っていると言えます。

乳酸菌を摂取して体内をめぐり、腸に届くと善玉菌を増やしてくれます。

善玉菌というのは、ビフィズス菌のことでヨーグルトなどを摂取するときに「ビフィズス菌を増やせる」という言葉を聞いたことがあるかと思います。

ビフィズス菌が増えると大腸にある悪玉菌を抑える効果があり、腸内の機能を安定化させてくれる働きがあります。

これがヨーグルトなどの乳酸菌を摂取すると、お腹の調子が良くなると言われる所以ですね。

下痢や便秘などを起こしにくくして、消化を良くしてくれます。整腸作用があるのでお腹が弱い人にとっては欠かせない成分です。

乳酸菌には、このように植物性や動物性など様々な種類が存在し、摂取した後に腸まで届くものと、その前に死滅してしまうものがあります。

植物性乳酸菌の方は胃酸があっても消滅することなく胃を経由して腸内まで行き届く成分となっています。

一方、動物性乳酸菌は他の細菌と共存することができないため、腸内に到達するまでに死滅する成分となっています。

腸内に到達するまでに死滅してしまうのなら、ヨーグルトやチーズなどを摂取しても意味がないのでは、と考える方がいるかもしれませんが、死滅した後も腸内に菌が残り、免疫作用を高めお腹の調子を整える効果があります。

つまり、動物性と植物性の乳酸菌は両方欠かせない存在というわけです。

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